湯田温泉は権現山に住む老狐が痛めた足を温泉で癒したのを僧が見つけたと伝わる中国地方西部における屈指の温泉である。泉源は70°Cを超え、1日2000トンの豊富な湯量を誇っている。泉質はアルカリ性単純泉でpHは7.7〜9.7と弱アルカリを示す。温泉は北東ー南西方向の複数の断層により基盤が落ち込んだ、国道9号線と県道204号線に挟まれた幅約800mの地域に限って湧出する。基盤岩は大部分が変成岩であり、貫入岩に沿って、温泉水が湧出している。ホテル喜良久の傍の泉源には湧出する温泉水を観察する温泉舎(ゆのや)が整備されている。
問い合わせ先:湯田温泉観光案内所
電話:083-901-0150